インプラント治療に関するQ&A
インプラント治療のよくあるご質問

インプラント治療をご検討されている患者様から様々なご質問をいただきます。こちらのページでは、お問い合わせが多かったものを中心に、インプラント治療についてよく頂く質問をご紹介いたします。
下記にない質問やご相談は、お気軽にお問い合わせください。
Q.インプラントの手術は痛いですか?
手術前に、不安や精神的緊張を和らげる「静脈内鎮静法」を行います。意識は保たれたままで、穏やかでリラックスした状態で手術を受けて頂きます。手術後の傷口が治るまでの1~2日は、多少の痛みや腫れはありますが、痛み止め服用の範囲で治まり、一般的に抜歯の痛みと同じぐらいと言われています。
静脈内鎮静法についてQ.治療期間を教えてください
使用するインプラントメーカーや、患者様の口腔内の状態にもよりますが、一般的に骨とインプラントの結合には下顎で3~4ヶ月、上顎で4~6ヶ月かかると言われています。結合を待つ期間の他に、上部構造(かぶせ物)の調節や、検査の期間も必要になります。
骨を増やす治療が必要な場合は、更に半年~1年ほどかかることがあります。(年齢などによって個人差があります)
Q.手術時間はどれくらいですか?
麻酔、切開、縫合などの時間を合わせると、一般的に1本当たり30分~1時間、2本だと45分~1時間半程度かかります。
埋入本数が多い場合や、骨を増やす治療が必要な場合は、更に長くなります。
Q.入院する必要はありますか?
インプラント治療は日帰りででき、入院の必要はありません。
Q.インプラントは体に害はありませんか?
インプラントはチタン製です。チタンは生体親和性の高い金属で、他の医療現場でも広く使用されています。当院では、世界で多くの治療実績のある高品質なインプラントを使用しています。
Q.治療費が歯科医院によって
違いますが、違いがあるのですか?
使用しているインプラントシステムの価格の影響が大きいです。現在販売されているインプラントシステムは世界中で70種類以上あると言われています。
当院では、歴史が長く実績のあるインプラントシステムを使用しています。他のシステムよりも高価であるということが欠点ですが、安全と信頼度は他のメーカーのものとは比べ物になりません。
Q.失った歯と同じように
噛むことが出来るようになりますか?
インプラントは骨に結合するため、自分の歯と同じように噛めるようになります。しかし、インプラントには神経がないので、噛む力の度合いを感知したり、衝撃を受け止めたりすることができません。そのため、術後1週間ほどは普通の歯と比べて噛み心地が若干違うと感じる場合がありますが、すぐに慣れる方がほとんどです。
Q.治療の間の歯がないところは
どうなるのでしょうか?
仮歯や、仮の入れ歯を入れるので、見た目も食事も問題ありません。
Q.インプラントの寿命はどれぐらいですか?
治療後の「定期検診」と「毎日のお手入れ」で決まります。
インプラントはチタンでできているため虫歯にはなりませんが、歯周病と同じような症状の「インプラント周囲炎」になることがあります。この病気も骨を溶かしてしまうため、最悪の場合はインプラントが抜け落ちてしまいます。
初期の段階では自覚症状がないため、異変に気づいた時にはかなり進行してしまっていることがあります。定期的な検診を受けていれば、初期の段階で治療ができ、最悪の事態を防ぐことが可能です。
インプラント周囲炎についてQ.糖尿病でも大丈夫ですか?
内科のお医者さんの指導のもと、十分コントロールされていれば大丈夫です。しかし、稀に糖尿病の状態によってはインプラント手術ができない場合もありますので、詳しい病状をお知らせください。内科の先生と相談をしながら治療をすすめていきます。
Q.歯周病でも治療できますか?
できますが、先に歯周病の治療が必要になります。
歯周病の治療をせずにインプラントを埋入した場合、インプラントが歯周病菌にさらされ、様々な問題が生じることは明らかです。残っている健康な歯も歯周病にかかるリスクがあります。歯周病は、インプラント治療において最大の敵といっても過言ではありません。
Q.インプラント治療に
年齢制限はありますか?
16歳以上であれば、どなたでもインプラント治療を受けることができます。(骨の成長が予想される場合は、20代半ばまで治療を待つ場合もあります。)年齢の上限はありません。
Q.インプラント治療が
できない人はいるのですか?
下記の方はインプラント治療が困難となります。
- 妊娠中の方
- チタンのアレルギーを持っている方
- 骨の成長が盛んな10代の方
- 骨粗鬆症の治療薬(ビスホスホネート製剤)を服用している方
- 重度の糖尿病の方
- 人工透析中の方